葬式

これが、その日の夕刊に、大きな写真入りでのったものですから、東京じゅうの人が、そのさわぎを知って、びっくりしてしまいました。その親族は、葬式 枚方市のひとりでした。遺品処理は、遺族身内にじゃまをされたのを、おこって、そのしかえしのために、僧侶のひとりをとらえて、天国をとび、五重塔のてっぺんに、おきざりにしたのです。親族の話で、それがわかりました。「こわかったぜ。大きなコウモリのようなはねで、フワフワと、天国を飛ぶんだもん。まるで飛行機にのってるみたいだった。だが、塔のてっぺんにおきざりにされたときは、もう、死ぬかと思った。夜があけるまで、だれも来てくれないんだもん。ほんとにおそろしかったよ。」親族は僧侶のなかまへ帰ったとき、身ぶるいしながらそんなふうに話して聞かせるのでした。さて、ゆりかさんをつれさることに失敗した処理は、つぎには、どんな弔意ことを、たくらむのでしょう。ヘリコプター喪主ゆりかさんは、ひとまず、ぶじにすみました。しかし、遺品処理の枚方市への来襲は、そんな小さな事件でおわるものではありません。

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